コスプレROM/コスプレ写真集の作り方講座

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コスプレROM/コスプレ写真集の作り方講座

コスプレ写真集を作り、思い出として記録に残してみよう

コスプレに慣れてきましたら、コスプレ写真集コスプレROM写真集)を作って、思い出として記録に残すのも一興です。

コスプレ、特にキャラコスには、時間とお金がかかります。
イベントや合わせ、ダンパ、撮影会等への参加で刹那的、或いは、個々の写真として残すだけでも十分ですが、折角、時間とお金を使っているのですから、記念品として写真集を製作し、手元に残しておくのも良いでしょう。
多くの場合、コスプレは若い時にしかできませんから、美しい状態で記録に残しておけば、後で見た時に良い思い出になります。
一般のポートレートと違いキャラコスのポートレートの場合、その当時、どのような作品が好きだったのかも明確に分かりますから、大変貴重な思い出写真集になります。

写真館やスタジオでプロに製作を委託する事も出来ますが、この場合、画一的な記念写真集になりがちですし、お金もかなりかかってしまいますから、自作、或いは、コスプレ仲間達と作るのが最適です。
今ではPCやソフトも充実していますから、それ程難しいものではありませんので、是非、手作りしてみては如何でしょうか。

勘違いされがちですが、コスプレ写真集やコスプレROMは、何も販売目的だけに製作するものではありません。
製作したコスプレ写真集の出来映えが良かった場合、販売も考慮してみれば良い、最初は、そのくらいの気持ちで十分です。
記録に残し、思い出作りになり、その当時の仲間達や情熱を振り返る事も出来る貴重な資料になりますから、是非、楽しんで作ってみて下さい。
もし、コスプレROMの販売数を増やしてみたい皆様がおりましたら、弊社のROM販売売上向上支援制度をご利用下さい。

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コスプレ写真集を作る為に必要なものとは?

コスプレ写真集やコスプレROMを製作するには、下記の8つが必要となります。

・被写体(コスプレモデル…貴方自身がレイヤーであれば問題ありません)
・コスプレ小道具一式(コスプレ衣装・ウィッグ・カラコン・メイク・造形物他)
・撮影者(カメラマンや撮影出来るレイヤー仲間等)
・撮影場所(レンタルスタジオや屋外ロケ場所他)
・コスプレ写真(被写体を撮影した写真)
・パソコン…写真集製作程度であれば一昔くらい前の型落ちPCでも十分製作可
・写真レタッチ用ソフト(Adobe Photoshop他)…無料の写真レタッチソフトでも十分
・プリンター(アウトプットするのであれば)…デジタル写真集製作であれば不要

紙媒体のコスプレ写真集やコスプレROM製作をする訳でなければ、プリンターは不要です。
また、アウトプット作業をプロや業者に委託する場合もプリンターは不要です。

被写体はご自身がコスプレイヤーであれば、自分自身がモデルなので探す必要はありません。
何らかの作品を主題とし、複数のキャラ合わせが必要な場合のみ、キャラ被りのないレイヤー仲間を探します。

撮影者は、必ず必要となります。
タイマーで撮影と言うのは得策とは言えません。
出来る限り、撮影技術の高めな撮影者に撮影して貰うのが良いです。
複数キャラ合わせの場合、レイヤー同士で撮影しあうと言うのも1つの手です。

撮影場所は、レンタルスタジオや屋外ロケが基本となります。
あくまでも撮影場所は、被写体となるモデルが映える場所、と言う意味で、コスプレ写真集はあくまでもポートレートですから、ロケーションの良さに被写体が負けてしまうような上質な撮影場所である必要性はありません。

写真集のメインは、コスプレ写真ですから、撮影枚数は多ければ多い程、後で選択肢が広がりますから適切です。
必ず、4桁以上の撮影枚数を確保し、最も状態の良い写真を選択し、最適な写真のみレタッチを施します。
写真レタッチは、あくまでも写真の状態をより適切な閲覧状況にする為の処置です。何らかの企画を伴った写真集でもない限り、過度なレタッチは控えましょう。

コスプレ写真はポートレート写真であり、絵画やイラストではありません。
写真の状態をより適切に施すのがレタッチです。被写体を極端に弄るような修正は、ポートレートの範疇から外れてしまいます。
特別な企画やコンセプトでもない限り、極端な写真加工は止めましょう。

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コスプレROM写真集を作る為に必要なものとは?

コスプレ写真集をコスプレROMとしてメディアに記録する場合、これに必要な内容物は下記の通りとなります。

・ジャケット(表紙と裏表紙)…第三者への配布や販売際には必須
・収録写真(メインとなるコスプレ写真群)
・レイアウト(htmlやflash等)…インデックスや検索等、写真集閲覧補助機能を用意する場合に限る
・レイアウト素材(コスプレ写真以外の画像データ、アイコン等の素材群)…レイアウトを組まない場合、不要
・テキスト(readme他)…txtやpdf等、ROM写真集取扱や補足等の記録物

ジャケットとは、ROMの表紙や裏表紙を飾る紙媒体のアウトプット物を指します。
自分用として残す、或いは、仲間内にだけ配るのであれば、ジャケットを用意するか否かは好き好きになりますが、第三者への配布やROM販売の実施を考慮している場合、必須となります。
ジャケット写真は、表紙に1枚、裏表紙には、最低20〜30枚程度を目安とします。
必ず、収録するコスプレ写真から選択し、適切に配置します。
ジャケット写真は、配布や販売際には、収録写真のサンプルとしての意味合いが濃厚になりますので、しっかりと考慮した上で選択しましょう。

収録写真は、コスプレROM写真集のメイン素材です。つまり、コスプレ写真そのものを指します。
収録する保存形式はJPEG(拡張子jpg/jpeg)です。RAWデータは不要です。
収録する写真枚数は、最低でも100枚以上、目安として150〜200枚程度が一般的です。勿論、300枚以上収録したボリューミーなコスプレROMでも問題ありません(記念として残すのであれば、必然的に収録枚数は幾らでも増やしても問題なく、目安として紹介している収録枚数は、あくまでも配布用や販売用のROMの場合です)。
収録写真のサイズは、2400×1600pixelが適切、最小で1800×1200pixel程度です。写真サイズの縦横一辺が1000pixel以下となってしまう写真は、ROM収録写真には不適切です。このような小さなサイズの写真は、コスプレSNS等へのアップロード用と考えておけば目安になります。

極端に大きなサイズの写真(縦横一辺が3000pixel以上)は、閲覧際に支障を来す恐れがあります。
尤も、閲覧環境はハードに依存しますから、純粋に記録として残すのであれば、大きいサイズの写真を収録しておいても問題ありません。

収録写真の収録法や注意点

収録写真のファイル名は、必ずリネームします。
また、写真を収納する場合、必ずディレクトリ分けをします。ディレクトリ分けとは、キャラ名や作品名、撮影場所、衣装、撮影期日、シチュエーション等、写真をカテゴライズして振り分け、収納する事を表します。パソコン上でのファルダ表示階層と同義です。

:仮に「艦隊これくしょん〜艦これ〜」をテーマとしたコスプレROMを作る場合
スタジオ撮影写真を「studio」フォルダ、屋外ロケ撮影写真を「location」フォルダ、その他の撮影写真を「other」フォルダをそれぞれ用意します。
島風と金剛のキャラコス写真をそれぞれ収納する為、「studio」及び「location」、「other」フォルダの階下に「shimakaze」フォルダと「kongo」フォルダを用意します。
仮に屋外ロケでお台場でそれぞれ実施した場合、「odaiba_001.jpg」とリネームし、適切なフォルダ内に収納します。
例えば、「location/shimakaze/odaiba_001.jpg」の場合、屋外ロケで島風コスをお台場で撮影した写真、となります。

用意するフォルダや設置階層は、製作者の好き好きで構いません。
つまり、「shimakaze/location/odaiba_001.jpg」としても、全く同じです。
しかし、大抵の場合、スタジオ撮りとロケ撮りは撮影日が異なりますから、撮影データをそのまま移行した場合、例に挙げた並びの方が収納が簡単だと思われます。
ファイル名をより分かり易く、「odaiba_shimakaze_20140606.jpg」等にリネームしておくと、検索し易くなります。

ファイル名やフォルダ名は、全て英語表記(アルファベット表記…1バイト文字表記)にしましょう。
日本語表記(2バイト文字表記)の場合、閲覧環境によっては文字化けの原因となってしまいますので使用は避けましょう。

あくまでも目安に過ぎませんが、1フォルダ内に収納するファイル数は、20〜25枚程度が適切です。
収録枚数から逆算して、1フォルダ当たりに適切に配置しましょう。

1フォルダ毎の収納枚数が多過ぎたり、フォルダ階層が深くなり過ぎたりしない方が良いでしょう。
クエリ検索(キーワード検索)であれば階層の深さやフォルダ毎の収納枚数は無関係ですが、目視した時に分かり易い配置が適切です。

収録写真の種別については、最低2キャラ以上、1キャラ毎に撮影場所は3ヶ所以上が適切です。
同じキャラコスであっても、撮影場所によって印象度は大きく異なりますから、複数ヶ所での撮影が望ましいと言えます。
また、同じキャラコスであっても、造形物を伴う場合と伴わない場合等、シチュエーションが異なる撮影を行いましょう。

レイアウトとは、収録写真をどのように閲覧させるか、どのような順番で見せるか等を考慮した写真集の土台を指します。言うなれば、ビューワー、写真閲覧プレイヤー機能の仕組みです。
一般的なWebページと同じ構造のhtml(マークアップ言語)で組み立て、ブラウザで閲覧させるのがポピュラーです。
一時、Flashで組み立て、閲覧させると言う見せ方が流行りましたが、コスプレROMの主要コンテンツは、収録されているコスプレ写真ですから、プレイヤー機能をリッチコンテンツ化するのはユーザビリティの観点から得策とは言えません。
勿論、htmlやFlashを伴わず、写真そのものを収録しただけで、閲覧に関しては閲覧者自身の閲覧環境に任せてしまっても問題ありません。
レイアウトは、あくまでも、収録写真をどのように見せるか、ストーリー仕立てや時系列、キャラ別、オチ等、製作サイドの意向に過ぎません。
ユーザビリティに考慮したレイアウトが最適です。

ユーザビリティとは、収録写真を閲覧者が快適な状況で閲覧出来る環境を指します。
よく収録写真の漏洩防止を考慮したり、無意味な演出を模索し、複雑な手法を伴った閲覧環境を構築したり、ヘビーで高機能なFlashを組む方がおりますが、全くナンセンスです。
コスプレROMの主要コンテンツは、あくまでも収録写真ですから、収録写真の閲覧に不適切な機能を設けた仕掛けは止めましょう。
また、コピー防止や写真流出を防ぐ為のプログラムは多々ありますが、これらを完全に防ぐ方法はありませんから、極度に用心深くするのであれば、そもそも写真集製作はせず、無断コピーされて困るような写真は、そもそも収録しないようにしましょう。

レイアウト素材とは、閲覧用に組んだhtml等に必要な画像素材等です。所謂、アイコンやサムネイル等を指します。
レイアウトを用意しないのであれば、そもそも不要です。
あくまでも、レイアウトを飾る見映えを考慮した画像素材です。

テキストとは、主に配布用や販売用のROMに収録する説明書きや注意事項等を指します(readmeファイル等)。
従って、個人用として、或いは、仲間内に配布する場合、特別な意味はありません。
逆に、不特定第三者に対してROMを配布/販売する時には、重要な収録物となります。

readme.txt/readme.pdfへの表記内容

・タイトル(作品名、バージョン、URL、連絡用メールアドレス、コピーライト等)
・挨拶文
・写真集の概要(写真集概要、コンセプト、撮影場所、撮影日他)
・収録内容(各フォルダ名一覧、ディレクトリ階層表記、収録写真枚数、収録物総容量他)
・モデル情報(モデル名、モデルサイトURL、モデルSNSアカウントURL他)
・撮影者情報(カメラマン名、カメラマンサイトURL他)
・サークル情報(サークル名、サークルサイトURL、サークル代表メールアドレス他…サークルでの製作/発行でない場合、表記不要)
・取扱諸注意(著作権、肖像権、注意事項、免責他)
・製作日/発行日
・履歴(製作日、リリース日、バージョンアップ他)
・その他(告知、スペシャルサンクス、協力先他)

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カメラマンを探そう

コスプレ写真集を作る場合、絶対に必要になるのはカメラマンさんです。 カメラマンさんなくてして、写真集製作は成立しません。

複数合わせ等、被写体が複数出演する写真集の場合、仲間のコスプレイヤーがカメラマンを務める事も出来ます。
しかし、往々にして、良い写真は撮影出来ません。

良い写真とは、どんな写真だと思いますか?
実は、これを理解しているレイヤーさんやカメラマンさんは、少ないのです。
カメラマンとしての技量を、良い写真を撮る技量、だと思い込んでいる方達が非常に多く、撮影テクニックや撮影スキルを追いかけている方達が大変多いのです。
全く違います。カメラマンとしての技量は、比較的良好な撮影と選択肢に入り得る可能性のある写真枚数を撮る事が出来ると言うだけに過ぎず、最適な写真を取捨選択し得るかどうかは根本的に異なります。
良い写真とは、良い写真の中からより良い写真を選ぶ事が出来る目であり、良いカメラマンとは、より良い写真を掲出(公開)する事が出来る方達を指します。
言うなれば、良い写真とは、閲覧者が良いと思う写真であり、撮影技術云々ではないのです。

極端な話、撮影技術に関しては、その技術を有するカメラマンさんがいれば事足りてしまい、最も重要なのは、共感者を得るに足るだけの写真を選択し得る慧眼の持ち主、となります。

よくレイヤー本人が気に入った写真を選択したり、カメラマンが技術的に推す写真等、立場の違いで様々な選択法に基づき、良い写真と判断する傾向にあり、特にコスプレ写真の場合、業界的なプロフェッショナルが明確に定まっていない為、写真写りに傾倒するか、技術的な善し悪しで選択する傾向に陥りがちですが、これらは全くナンセンスであり、元来、ポートレートの善し悪しは、閲覧者の共感をどれくらい得られるかに集約されるのです。
つまり、良い写真とは、レイヤーやカメラマンさんが一押しする出来映えの良い写真の事ではなく、第三者の視点から閲覧した時に共感や支持が得られる写真を指し、良いカメラマンは、これを知っている、或いは、感覚的に心得ている人物でなくてはならないのです。

何故、このようなエモーショナル的、且つ、マーケティング的な内容で断定してしまうかと申しますと、所謂、ファッションモデルや女優、タレント等、多くの宣材写真を閲覧し、その傾向を見ておりますと、テクニカルなロジックが必ずしも好影響とはならない実態をデータ的に判断出来てしまうからです。
芸能業界におけますポートレートのカメラマンさんは、全員がプロフェッショナルです。
従って、技術的に見劣りするようなカメラマンさんは存在しませんし、仮に技術的な差異があったとしても、素人目からは判別がつきません。
しかし、撮影した写真群の中から最適な写真を選択し、それを推す事が出来るのは、技術ならざる部分が占めているのです。

上記の内容から、必然的に向き不向きが存在します。
例えば、男装コスの撮影から最適な写真を選び出す事の出来る方や女装コスの撮影から最適な写真を選び出す事が出来る方は、全て異なるのです。
より正確には、向き不向きと言うより指向性の違い、となります。

カメラマンさんを探す時、これを優先して考慮しましょう。
被写体そのもののポテンシャルではなく、また、撮影技術ではなく、撮影し、選択し、掲載(公開)なされている写真そのものが、どれ程の説得力を持つか否か、ここに焦点を当て、カメラマンさんを探してみましょう。

良いカメラマンさんを探す方法

コスプレ写真を撮影してくれる良いカメラマンさんを探すのに最も適してるのは、コスプレ系SNSです。
実際、そのカメラマンさんが撮影したコスプレ写真を閲覧、確認する事が出来ますし、撮影対象となるキャラコスの指向性や被写体程度を確認する事が出来ます。
最も良いカメラマンさんは、自身のブログやサイト等、オウンドメディア(自身が運営するサイト)を運営している方です。
現在では、写真公開に特化したSNSが豊富にある為、自身の運営するサイトを持つ者は限られておりますが、コスプレ写真の善し悪しは上述のように、良い写真を選択し、公開出来るスキルに長けた者なので、必然的に良い写真をPRする事に長けたカメラマンを選択する必要があります。
現在は、デジタルカメラが主流となってますから、撮影スキルの差異を見抜く事が難しくなっておりますが、撮影した作品と言うものをより多くの閲覧者の前に出す事が出来る者と言うのは、いつの時代でも変わらず、その嗅覚を有している方は、やはり限られており、大抵の場合、このような優れたカメラマンは、オウンドメディアを有しているものなのです。
従って、オウンドメディアを有し、公開撮影枚数が多く、その写真の中で気に入るような作品の占有率が高いカメラマンさんが、探し求める方に近しい者、となります。
ここで注意が必要です。
ウェブと言うものは、確かにプル型マーケティングなのですが、SNSのようなコミュニケーション型のオンラインサービスの場合、能動的なアプローチこそが最もその接点を得るのに有しているのです。
特別何もしない受動的な立場でカメラマンを名乗るアプローチがあった場合、寧ろ、注意しなければなりません。
従って、上記に当て嵌まるカメラマンさんを発見した場合、積極的にアプローチすべきであり、当然の事ながら真摯な態度で撮影協力をお願いするのが得策です。
コスプレ暦が長いレイヤーさんや写真品質の劣るレイヤーさんの場合、いまだに勘違いしている方がおりますが、一昔前と違い、現在ではレイヤー数とカメラマン数の比率的に大きな違いがありません。
簡単に申し上げますと、カメラマンの増加数よりレイヤーの増加数の方が多く、レイヤー一人当たりの撮影者数は減少傾向にあります。
つまり、以前のような女王様やお姫様気分で被写体になる事は困難であり、寧ろ、被写体数が増えている事から撮影者は様々な作品作りに応じてモデルを選択する事が出来る訳です。
ですから、異常に条件付けが多いレイヤーモデルをわざわざ選択する必要はなく、況して、専属カメラマン等求め得る事が出来ない状態にある訳です。
競争激化している訳ですから、ルックスの善し悪しやコスプレそのもののクオリティの高低、勿論、為人に至る迄、重要となっておりますから、やたらと条件付けしたり、文句を言ったり、粗暴な態度を取ったり、撮影に関する金銭的な負担を全て押しつけるような真似はやめましょう。
後述致します「制作費」の中でも触れますが、より良いカメラマンさんは、ギャラを支払うのがベターなのです。
時代が違い、また、己を知る事が、より良いカメラマンさんによる撮影機会を増やす事になりますから、よく覚えておきましょう。

インターネットでカメラマンさんを探す時の注意点

どうしても存在するのが、カメラマンを偽る出会い目的の人間(男性)です。
これは時代が変わっても必ず存在し、必ずトラブルを招きます。
従って、これを未然に防ぐ為、本物のカメラマンさんを見抜く必要があります。
ここで申します本物のカメラマンとは、別にプロのみを指す語ではありません。趣味としてポートレート写真撮影を本気でやっている方を指します。
まず、撮影機材、要は、撮影に用いるカメラとレンズを訪ねてみましょう。
撮影機材は財力によって大幅に異なりますから、判断材料の全てとは決して言えませんが、カメラを趣味と公言している者が、まさか5万円未満の撮影機材、と言うのはおかしな話です。
中グレード程度の撮影機材を保有しているのが常ですから、まず、尋ね聞いた撮影機材のグレードを検索して確認してみましょう。
ついで、実際にその撮影機材でカメラマンさん自身の身の回りの物を簡単に撮影して貰い、無修正・無加工なお写真を送って貰いましょう。
写真には、撮影に用いた機材や日時他、各種データが含まれております。無修正・無加工であれば、ソフト名は含まれませんから、撮影機材と日時を確認する事が出来ます。これで、そのカメラマンさんが本当に通達通りの撮影機材を保有している事が分かります。これを断ったり、嫌がったりする時点で、そのカメラマンさんは、ほぼ間違いなく申告した機材を有していない事になるので見抜く事が出来ます。
勿論、これは財力のある出会い目的の者を見抜く事は出来ません。
そこで、公開している被写体の写真を確認してみましょう。複数の被写体(レイヤー)を撮影している事がポイントです。次にその複数の被写体のいずれかから被写体本人が公開している写真群を閲覧し、そのレイヤーの写真撮影に複数のカメラマンさんがいれば、ほぼ間違いなく、当初写真確認した複数被写体を撮影したカメラマンさんは安全です。
あくまでもこれは些少なり実績のある方の信頼度を確認する為の手段です。
カメラマンとしてデビューしたて、これから趣味として活躍なさるであろうカメラマンさんをネット上で判断する事は出来ませんから、気になった場合、どこかのイベントでレイヤー仲間と共に実際に会って確認するしか方法はありません。
基本的に、昨今のカメラマンさんは、出会い目的のような者は減っています。これはレイヤーの危険意識が高まっている上、撮影した写真作品の善し悪しと言うものは、素人目から判断しても、それが本当にカメラが好きか否か、意外と判断し易いからです。
寧ろ、注意すべきは、レイヤーを名乗るカメラマンです。
レイヤーである事を前提として撮影もします、となりますと、撮影機器が貧弱でも信用しがちです。
しかし、昨今では、どちらかと申しますと、このレイヤーを名乗る、或いは、実際にイベント等に参加するレイヤーの方が危険な場合があります。
これを見抜くポイントは、女性向け作品のキャラコスが殆ど、衣装や小物が安物、ウィッグの手入れが雑&浮いている、着ただけ、ネタコスが皆無等が挙げられます。
完全に見抜く事は出来ませんが、疑似レイヤーや疑似カメラマンと言う者は少なからず存在しておりますから、十分注意しましょう。

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コスプレ写真集の制作費について

一言で申し上げてしまいますと、ピンキリ、です。
しかし、これでは元も子もないので、お金をかけない方法お金をかける手法の2つの中からごく一般的なものをご紹介致します。

まず初めに、お金をかけない方法とお金をかける手法の大きな違いは、その品質や出来映え、仕上がりその他に大きな違いが現れます。
後者は概ね高品質となり、前者は必然的に低品質となります。
これが大前提であり、両者の品質差を縮める事は出来ても、前者が後者より高品質となる事は、まずあり得ません。
これを前提に踏まえた上で双方の製作法とその費用を読み進めて下さい。

お金をかけない方法で制作してみよう

あなたがコスプレイヤーの場合、あなた自身がコスプレモデルとなり、撮影協力してくれるカメラマンを探しましょう。
あなたがコスプレイヤーではなく、カメラマンの場合、まず、被写体となるコスプレイヤーを探します。

コスプレイヤーであれば、既に手持ちのコスプレ衣装と小物で完コスを実施します。
コスプレ写真集ですから、原作のあるキャラに扮するキャラコスが前提となり、その完コスを行います。
完コスが出来ないキャラコスは選択しない方が得策です。着ただけのコスプレの場合、コスプレ風味のポートレート写真となりますから、そもそもコスプレ写真集としては不出来になってしまう為です。

カメラマンを探す、或いは、コスプレイヤーを探すのに、コスプレ系SNSは向いております。
コスプレ系SNSであれば、コスプレ写真撮影に違和感を持たないカメラマンが多くおり、同様に完コス可能なコスプレモデルが多数おります。
コスプレ系SNSと言っても色々ありますが、コミュニケーション機能が充実しているサイトを選ぶのが適切です。
昨今、コスプレ系SNSの中には、コスプレ写真を全面的にサイトそのもののレイアウトから美しく見せるものもありますが、この手のサイトは、サイト自体が写真集的なリッチコンテンツになりがちであり、検索機能が乏しく、概ね、コミュニケーション機能が弱い傾向があります。これらのサイトは、対象ユーザーが写真閲覧者に限られている為、役に立ちません。
従って、写真の見せ方に拘ったサイトは、コスプレモデルやカメラマンを探すのには不向きですから、不要です。

インターネットでコスプレモデルやカメラマンを探す以外としては、コスプレイベントが最適です。
コスプレイベントと申しましてもダンパ系では駄目です。純粋に、コスプレを披露する場と撮影が出来る場が好ましく、レイヤーと撮影者が同じ立ち位置いるイベントが適切です。
コスプレ+α(パフォーマンスやライブ、ダンス、DJ他)のイベントの場合、レイヤー同士の結びつき、コス仲間同士のお祭り要素が強い為、モデルと撮影者の接点が乏しく、現場での撮影も不特定多数が写り込んだスナップしか撮影出来ませんから不適切です。

ネット、乃至はイベントでモデルやカメラマンを探す事が出来たら、漸く、コスプレ写真の撮影となります。
お金をかけない方法ですから、スタジオ撮影等はしません。
屋外ロケは撮影許可を予め取ってから撮影し、屋内ロケはコスプレイベント内で撮影します。
コスイベは大体1,000円〜2,000円程度(カメラマンは500円〜1,000円程度高くなるのが通例)、イベントによっては有料撮影ブース(数百円)が設置されているケースもあります。
撮影に向いているイベントは、大型施設でフロアが上下階に分かれている、中庭やベランダ、連絡通路が開放されているような施設や空間が適しています。
一般に、これ程開放的で大きな施設でのコスプレ単独イベントは稀で、併設される同人即売会や出し物等、何らかのメインイベントがある事が1つの指標となり、メインイベント開催中での撮影が一番ポートレート撮影に向いています。

もう1つの撮影場所として候補に挙がるのが、スタジオシェア(撮影施設シェア)です。
高額なスタジオや貸切施設等を複数人のレイヤーやカメラマンでシェアする方法です。
シェアする場合、大体、各々の負担額が2,000円〜3,000円程度が1つの目安になるかと思われます。
これ以上の負担額が発生するようでしたら、格安のレンタルスタジオで撮影した方が良いです。
もし、格安レンタルスタジオとシェアによる負担額が同程度の場合、シェアした方が良いです。その理由として、撮影際のシチュエーションやバリエーションが豊富だからです。
余程、レイヤーモデルとカメラマンが、撮影そのものに慣れ親しんでおりませんと、格安レンタルスタジオでは、撮影のバリエーションが保たず、撮影時間を持て余してしまいます。
衣装チェンジ(キャラコス変更)で撮影パターンを増やす事も出来ますが、撮影慣れしていないモデルの場合、衣装チェンジに時間を費やす傾向(30分以上キャラチェンジに手間取るケース)があるので、そもそもの撮影枚数が減ってしまいます。
撮影枚数が減れば減る程、出来の良い写真の数も減りますから、十分注意しましょう。

お金をかけない事が大前提ですから、出来上がった写真のレタッチは自分で実施しましょう。
一般的なコスプレROMでは150枚〜200枚程度の写真を納めますが、労力を考慮すれば、100枚を目安にしておくのが良いでしょう。
フォトレタッチに慣れていないレイヤーやカメラマンの場合、その技術の高低も然る事ながら、写真1枚当たりの修正に時間がかかりますから、ボリューミーな写真集作成には大変時間がかかります。
フォトレタッチの基本ですが、時間を空けて再度レタッチを見直す必要もあります。これを考慮しますと収録写真枚数が多過ぎると大変な労力が必要となってしまいます。
但し、記念品として作成するのであれば、締切や納期はありませんから時間を幾らでもかける事も出来ます。従って、あなた次第、となります。

写真集収録用写真全てが揃ったら、後は、フォルダに入れ、必要に応じてフォルダ毎に仕分けすれば、これで実は、完成、です。
この時点で作り上げたデータが、コスプレ写真集やコスプレROMのマスターデータとなる訳で、友人・知人の送るのであれば、zip等に圧縮してオンラインストレージサービスを利用し、バックアップを録っておきたければ、外付けハードやUSBメモリ、CD等のメディアに記録しておけば良いのです。

しかし、折角作った写真集をデータのままで渡すのが見窄らしいとお考えの場合、CD-RとCDケースを購入し、CDジャケットも用意します。
CDやケースは100枚1セットくらい(どちらも3,000円以内…余っても損はしません)、ジャケットはお使いのソフトが有償のものであればテンプレートが収録済み、或いはダウンロードでき、無料のジャケット制作用ソフト、或いは自作し、プリントアウト(紙代とインク代がかかります)して各々セットすれば、晴れてコスプレROMの完成です。
友人・知人の数にもよりますが、30セット(30枚)程度のROMを用意しておけば問題ないでしょう。

ここ迄が、最もお金をかけないコスプレ写真集の作り方、です。
尚、あなたがコスプレイヤーでモデルの場合、カメラマンに協力を求めず、自画撮り(姿見や三脚を用いて自分自身で撮影)する事も出来ます。
しかし、これはお金をかけない方法と言うよりは、1つのコンセプト写真集としての意味合いが強く、全く別物に仕上がってしまいますので、お薦めはしません。

お金をかける手法で制作してみよう

お金をかけない方法」を既にお読みであればご理解頂けると思いますが、お金をかけない場合では、兎に角、手間と時間がかかり、1つの作品が仕上がる迄の期間が長くなり、何より完成品としての品質が低い事に気付かれると思います。
実際に、お金をかけない方法を実践されてみると大変良く分かるかと存じます。

まず、お金をかけて制作する意味合いを理解しておきましょう。
例えば、コスプレROMの販売を目的としている、或いは、本格的な記念品として綺麗に写真を残しておく等が考えられます。
後者の場合、記念写真集として最も美しい状態での撮影写真を残す事を考慮していますから、幾らでもお金をかけても問題ない筈です。
それこそ、撮影前にエステに通ったり、撮影者も著名なポートレート写真家に頼んでみたり、海外ロケを実施したり、本格的な製本で写真集を拵える等、数百万円単位での出費となりますし、拘れば拘る程、費用が嵩みます。
従って、後者をメインに説明しますと費用面での負担が大き過ぎ、空想に近しいものになってしまいますので、前者のコスプレROM販売、或いは、より現実的な出費での制作費について説明致します。

初めに、コスプレ衣装や小物についてです。
海外業者製(主に中華人民共和国製)の量産された既製品は選択してはいけません。
国内、或いは、信用出来る海外の個人、乃至は、衣装制作会社にフルオーダーメイドします。自分で衣装製作でき、その完成度が極めて高い場合、ご自身で製作しても構いません。
フルオーダーの場合、衣装の元デザインにもよりますが、5万円〜15万円(衣装そのものに造形物や小物がどれだけ含まれているかよっても左右されます)くらいが相場です。
複雑なデザインの場合、20万円以上する場合もありますが、目安として、30万円未満であれば問題ありません。
コスプレ衣装を上質なレベルで手に入れる訳ですから、これに見合う造形物(コスプレ小道具・大道具)も発注します。
一般に、衣装と造形物では、その作成法や技法が全く異質である為、同じ処に発注するより、別な処に発注するのが良いでしょう。
ポイントとして、コスプレ衣装の場合、発色やデザイン性、見映え、シルエット、バランスを考慮し、空想的、つまり、現実的/日常的な衣装とはかけ離れた仕上がりを得意としている処に発注するのがよく、造形物に関しては、如何にリアリティや存在感のある質感や重量感、再現性等を演出出来るかがキーとなりますので、これらを理解して発注するのが良いです。
あくまでも一例ですが、コスプレ衣装に関しては女性製作者に、造形物に関しては男性製作者に、それぞれ発注すると無難です。
これは、性差別からではなく、心理学的な指標の1つですので誤解なされないで下さい。

上記のような高品位な衣装は、モデルのサイズを採寸してオーダーするのが常ですので、レイヤーであれば自身で用意するのが適切です。
但し、ご自身がカメラマンであったとしても、典型的なフリーサイズでオーダーしておいた方が得策です。また、造形物は予め用意しておいた方が良いでしょう。
その理由は、あなたがレイヤーの場合にはカメラマンを、あなたがカメラマンの場合にはレイヤーモデルを、ギャラを支払って雇い入れる上、よりクオリティの高い写真を作り上げる為なのです。

あたながコスプレイヤーでカメラマンに撮影を頼む場合、1日当たり3万円以上を目安で雇う(撮影してもらう)のが適切です。
あなたがカメラマンでモデルを頼む場合、1日3万〜4万円以上で被写体となって貰うのがベターです。
勿論、1日当たり、これ程の報酬設定で頼む義務はありませんし、トータルとしての報酬で3万〜4万円でも十二分に良いカメラマンやモデルは見つかります。
何故、1日当たり3万円を目安にしているかと申しますと、ごく一般的に、1日当たり3万円を稼ぎだす方がいない為です。日給3万円の場合、その方の年収は1,000万円以上となる可能性があり、平均的に考えた場合、この額面での報酬は、割の良いお仕事、になります。
同様に、レイヤーが個人撮影会を実施した場合、撮影会主催者から支払われるであろうギャラとの兼ね合いから、モデルにかかる肉体的・精神的負担を考察した場合、このくらいのギャラで十分有用性が期待です。
従って、このギャラでの仕事の依頼をした場合、優先してくれる可能性がある訳です(兼業であった場合、有給休暇を取ってくれる可能性が高いのです)。
つまり、撮影日時の指定が依頼者にイニシアチブがある上、お仕事としての意気込みが十分となる為、やる気を期待出来ます。
注意すべきは、カメラマンよりもモデルとなるレイヤーの方が、同額のギャラ支払いに際して、その責任力が劣るケースがあります。ですから、あなたがカメラマンの場合、注意が必要です。
特に、コスプレ界隈でそれなりに知名度らしきものがあるコスプレイヤーを被写体として雇う場合、気をつけましょう。

実際の撮影場所は、スタジオ撮影や屋外ロケとなります。
実際に撮影に用いる期日は長くても3日です。上述のギャラを考慮しますと3日で10万円前後となりますから、これ以上の撮影期間は不適切です。
これはプロの現場でも同じです。アイドルやグラビア、ジュニアモデル等、海外ロケでの撮影の場合、3日〜4日で写真集とイメージビデオの撮影を全て終わらせるのが基本です。天候やトラブル等を考慮して5日程度のスケジュールを押さえますが、実質的な撮影はもっと短く、しかも、スチールと動画含めての撮影時間ですから、趣味や同人活動において、3日以上撮影を実施し、コスROMを製作するのはナンセンスです(尤も、芸能人のギャラはもっと高額ですから予算的なお話のが大きいのですが)。

スタジオ撮影の場合、1時間当たり1万円〜2万円程度のレンタルスタジオを3時間〜4時間程度借りて撮影します。
撮影時間1時間毎に1キャラ分の衣装チェンジ、これが目安です。
1時間5千円程度でも比較的シチュエーションの整った撮影スタジオも今ではありますから、この当たりの価格で探すのも手です。
スタジオのレンタル費があまりにも安い場合、多くのコスプレ写真で使われている為に代わり映えがしませんし、また、撮影周辺機材に難があるケースも考えらる為、あまりお薦め出来ません。

屋外ロケの場合、思い切って遠征してしまうのが適切です。
極論を言ってしまえば、グアムやサイパン辺りであれば、大変リーズナブルな価格帯で行く事が出来ますから、海外ロケも視野に入れておいて良いでしょう。
勿論、コスプレ撮影な訳ですから、原作イメージと極端にかけ離れた屋外ロケは無意味ですが、屋外ロケの場合、事前に許可を得ておけば撮影に支障がないケースが殆どですから、移動費と宿泊費等を考慮しておけば、それ程問題にはなりません。

撮影を終えた写真のレタッチは、外注するのが適切です。
フォトレタッチの1枚当たりの価格は、1,000円〜3,000円程度です。
この価格帯におけます目安として、1,000円/1枚の場合⇒部分修正、2,000円/1枚の場合⇒全体的且つ包括的な修正、3,000円/1枚の場合⇒大改造或いは要望による再修正等、となります。
一般に、受注者は、労力よりも額面の大きさを優先する傾向がある為、コスプレROMに収録する写真丸ごと頼んでしまい、ある程度まとまった額面を提示するとサービス度が向上します。
従って、150枚〜200枚程度の収録写真枚数を30万未満(15万円〜25万円程度)で一括発注しておきますと、比較的満足行くレタッチがなされた成果物(頼んだ修正写真)を得る事が出来ます。
1枚当たり500円程度のレタッチや海外発注の場合、ソフトによる自動修正を施しただけや妙な癖等が見受けられる場合がありますから、安過ぎる場合には発注しない方が得策です。
また、個人への発注の場合、海外発注と同じように、レタッチの癖が存在しますから、予め修正・加工写真のサンプル等を閲覧し、その癖が好きか嫌いかを判断しておいた方が良いでしょう。

収録写真が全て納品される前に、予めROMジャケット製作を委託しておきましょう。
ROM用ジャケットのデザイン発注先は、レタッチ発注者とは異なる場所とします。グラフィックデザイン、或いは、DTPデザインに強い処に発注しましょう。
勿論、後程、このジャケットをROM枚数分発注する印刷業者も考慮しておかなくてはなりませんから、印刷業者のテンプレートから選択するのも手ではありますが、テンプレートは所詮テンプレートですから、それ程良いデザインはありません。
ジャケットデザインは、4万円〜5万円程度のギャラで、かなり良い仕上がりのものを期待出来ます。
但し、ここで注意すべきなのが、後程、ジャケットの大量印刷を発注する印刷業者の指定するデザイン納入法を予め理解しているデザイナーにジャケットデザインを発注しなければならない、と言う点です。
一般に、印刷業者が取り扱えるデザインに用いたソフトのバージョンは、デザイナー等のクリエイターが用いているソフトのバージョンよりも以前のもの、つまり、古いバージョンとなります。
従って、最新バージョンでスタイリッシュに細かくデザインしたものが、いざ実際の印刷際に活かされない場合も御座いますので、ジャケットデザインと印刷所を分けて発注する場合、この点に気をつけましょう。
ジャケットに拘りがない場合、印刷業者のテンプレートで十分ですが、即売会等でのROM売りの場合、ジャケットは顔となりますからデザインには拘った方がベターだと思われます。

ROMのプレス代は、どこ迄任せるかによってピンキリです。
バルクで発注するのであれば、1,000枚当たり数万円程度で済みますし、ケースとジャケット封入で5万円〜10万円、プロテクト込みであれば20万円程度です。
また、ジャケット印刷も込みで実施すればトータル費用を抑える事が出来ます。
ROMのプレスは、印刷物以上にロット数が多ければ多い程、1枚当たりの単価を抑える事が出来ますから、どの程度作成するか、販売可能であるかを考慮した上で逆算して総数を導きます。
ROM委託販売を実施してくれる業者も御座いますから、6〜7掛けで計算し、十分利益となるのであれば、ある程度プレスしても問題ありません。但し、予めROM委託販売業者と摺り合わせておく必要があります。

ここ迄が、お金をかけて最も効率的に高品位なコスプレ写真集の作り方、です。
かかる費用を計算すれば分かると思いますが、かなり高額になると思われます。どちらかと申しますと、このクラスの資金投入は、既にコスROM販売を実施し、売上が見込める方向けです。
しかし、時短し、高品質なコスROMを製作し、実売する為の納期を問題なくクリアするにはこれが適切で、一見しますと高額なような費用ですが、これを実際に販売し、十分な売上を獲得する事が出来れば、商業媒体よりも遙かに純益率が高い、と言う事もご理解出来る筈です。
初期費用は高くつきますが、同人誌製作のような実際の製作に取り組み、必要となる時間的労力と比較しますと、明らかに拘束時間が短く、十分な純利が得られる、それがコスプレROMです。
もし、投入資金回収にご不安があり、実際に売上を確保出来るかどうかご不安の皆様は、写真集販売をご一読の上、弊社のROM販売売上向上支援制度にお申し込み下さい。
また、コスROM製作過程におきまして、各々費用がかかり過ぎているのではないだろうかとご心配の皆様は、税金対策をご覧下さい。

本項では触れませんが、製本による写真集作成も可能です。
但し、写真集としてのクオリティを求めた製本の場合、100部当たり70万円〜100万円程度の費用がかかってしまいますから、その収録写真枚数や販売単価等から考慮致しますと、記念品以外のなにものでもない為、詳しくは割愛致します。

もう少し費用を抑える事はできないの?

お金をかける方法」を読みますと大抵の場合、高い!、と言う印象を持たれると思います。
実際、それなりの資金が必要です。但し、上述の方法は、ある一定以上のクオリティを求め、且つ、労力を削減する為の方法です。どちらかと申しますと、既にそれなりにコスプレROMの販売実績があり、専業と迄はいかなくとも、そこそこコスROMの売上が充実している場合と言えます。
本来、コスプレROMをお金をかけて作成する場合、予め“予算”を組んでおきます。
簡単に申し上げますと、コスROM作りの各課程において、どこ迄予算配分をし、その上限を決めておくか、となります。
例えば、衣装や造形物の製作を全て自分で実施する事が出来れば、購入費を極限迄圧縮出来ます。
また、仲の良いカメラマンさんがいらっしゃれば、撮影代としての報酬を抑える事が出来る筈です。
流石に、レタッチ代やROMプレス代は抑えるにしても限度が御座いますので困難でしょうが、限界迄圧縮すれば10万円以下でコスプレROM作成可能です。
コスROM製作費とは、あくまでも品質向上や時短等を考慮するもので、全てではありません。
従って、ご自身の労力次第で何とでも出来る場合、無理に費用を掛ける必要は全くありませんので誤解しないようお気を付け下さい。

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コスプレ写真集のレイティングについて

コスプレ写真集やコスプレROMを不特定第三者に配布、或いは、販売する場合、閲覧対象者を年齢で制限する場合があります。これをレイティング(Rating)と呼びます。
レイティングの設定は、閲覧対象年齢を制限し、閲覧者に適切な表現を用いた作品集である事を知らせる為の目的であると共に、作品のターゲット層設定にもなります。

コスプレ写真と一括りにしましても、その中にはスナップやポートレート、グラビア等、写真種別は分かれており、また、シチュエーションやコンセプト、アングル、設定、題材、表現法他、写真そのものの指向性が全く異なる場合も多々あり、これらはその方向性によって自主的にレイティングを定めます。
レイティングを下す事で閲覧対象年齢に制限が発生しますが、配布や販売等の場合、このような制限を下した方が閲覧者にとって作品の方向性が分かり易いので適切と言えます。

レイティングとは?R-15とR-18の違い

レイティング(Rating)とは、年齢制限の枠組やこれにまつわる規定を意味します。
商業媒体の場合、写真や掲載内容、映像その他、創作物やノンフィクション問わず、表現やその表現法において業界や各団体、また、各企業によって定められております。
コスプレ写真の場合、基本的にはインディーズ作品(同人作品)が殆どですので(一部商業媒体となるコスプレ専門雑誌は除く)、被写体となるレイヤーや撮影者、創作者の自己判断となっております。
昨今、「艦隊これくしょん〜艦これ〜」においてKADOKAWAから従来のR18作品のみではなく、R15作品にも規制が発せられました。
一般の方には、このR15やR18の差や枠組等、あまり馴染みがなく、疑問を抱いている方もいらっしゃるようです。
これを受けまして、今迄個々人で漠然と判断なされていたであろうレイティングにつきまして、ヒントをお伝えさせて頂きます。
国内におけますレイティングには、G/PG12/R15+(R-15)/R18+(R-18)/審査適応区分外(自主規制作品)、となります。
G(General Audience):一般指定を指し、所謂、全年齢対象の健全作品を意味します。
PG12(Parental Guidance 12):12歳未満(小学生以下)の閲覧・鑑賞際に成人保護者の助言や指導が適当とされる指定です。
性的な表現、暴力、グロテスク、麻薬他、ホラー要素(驚かす、怯えさせる描写)等を含む表現が含まれるものが対象となります。
コスプレ写真で言えば、水着や着衣の乱れ、造形物(武器)を振るっているシーン、フレンチキス(性別問わず)シーン、特殊メイクによる強面、極端なローアングル等、実はかなり広い範囲がPG12対象となります。
例えば、ZONE-00であれば、キャラクター問わず、麻薬ZONE-00(を思わすカプセル)を手にしていたり、これが写っている写真はPG12対象となります。初音ミクを思わせるウィッグやカラコン、メイクをしてはいるものの、衣装が水着であれば、これもPG12対象です(公式デザインの衣装であればGです)。とある科学の超電磁砲で御坂美琴コスで自動販売機を蹴っている再現シーンの写真もPG12対象です。
一般的に、これくらいでもPG12なの?と思われるものがかなり含まれます。尤も、イベント等での即売会では小学生以下の参加者や購入者は限りなく少ないですから、ピリピリしなくても特別問題はないでしょう。
R15+(Restricted 15+):15歳未満(義務教育課程以下)の閲覧・鑑賞を禁止する指定です。一般にR-15として知られる規定です。
PG12よりも刺激の強い描写やいじめ(各種ハラスメント)、放送禁止用語を伴うものが対象となります。
コスプレ写真で言えば、着衣の損傷や血糊を用いた撮影、衣装の一部を外して下着(類する着衣)を晒す、極度なローアングルや胸元の接写(コスプレの全体像が不鮮明な写真)、カップリングを示唆する2人以上の被写体による性的なイメージ描写を伴う極端な接触等はR15+対象です。
例えば、進撃の巨人であれば、審議の最中、聴衆の面前でリヴァイ兵長が動けない(拘束状態の)エレンを蹴り飛ばすシーンは、R15+対象となります。ポイントは、作品(原作)を知っている者による解釈ではなく、その再現シーンを1つの写真として切り出した時、作品を知らない者がその写真1枚見て、どう解釈するかがキーとなります。
一般的に、エロスな表現において刺激の強い写真のみがR15+と勘違いされているようですが、そうではありません。再現シーンの為に着衣損傷や傷跡、血糊、汚れ等をクオリティを高め、加工した結果、R15+となるケースも御座います。
R18+(Restricted 18+):18歳未満(高校生以下)の閲覧・鑑賞を禁止する指定です。一般にR-18として知られる規定です。
R15+に加え、著しく性的感情を刺激する描写や著しく反社会的な行動、麻薬・覚醒剤の使用を賛美する等、極めて刺激の強い表現を伴うものが対象となります。
こちらは分かり易いと思いますが、例えば、アニメにおいて本放送では規制が入っており、BDでは規制が外れる等の描写や表現は、確実にR18+対象です。具体的には、女性の乳首が写っている時点でR18+対象です(男性は含まず)。
審査適応区分外(自主規制作品):R18+よりも過激な描写を伴い、掲載や公開を禁じ、特定環境下のみ、或いは、個人の責務において閲覧・鑑賞が許可される作品です。
所謂、アダルト作品です。性別問わず、性的な絡みのあるものは全てこちらに含まれます。
尚、国内では、如何なる場合であっても性器を公に露出・公開する事は禁じられております(これが自主規制作品に該当します)。
基本的に、ROM製作や販売を行っていないレイヤーの皆さんには、あまり関係のない話ですので問題ないものと思われます。
商用目的ならざるレイヤーの皆さんは、レイティングではなく、その写真が閲覧する第三者の多くにとって、不快にならない写真を心掛けておけば問題御座いません。逆に申し上げれば、閲覧者の多数が不快に思う写真の公開は避けた方が良いかと思われます(非公開設定や指定ユーザー公開、閲覧層制限他)。

上記のレイティングは弊社の指標です。従いまして、これが全てにおいて共通する規格では御座いません。
イベント主催者や原作版権者による判断や指示、定義等、別途用意されている事がより一般的なので、あくまでも目安とお考え下さい。
尚、商用ではない写真公開際でもレイティングが適用されるケースも御座います。最もポピュラーなのが、コスプレ専用SNSでの写真公開です。こちらはSNS運営者の一存となりますので、各SNS運営にお訊ね下さい。

注意しなければならないのが、所謂、芸術作品です。
コスプレ写真で芸術作品と言うのは考え難いのですが、被写体や撮影者が芸術性を追求し、仮に被写体女性の乳頭が写真に写っていた場合、レイティング(R18+)を設定すべきです。
芸術性があるから全年齢対象で問題にはならない訳ではない、と言う事を覚えておきましょう。芸術性はあくまでも閲覧者が感じるニュアンスです。

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コスプレ写真集やコスプレROMを販売してみよう

作り上げたコスプレ写真集やコスプレROMの出来映えが良好な場合、より多くの方に見て貰いたいと思われる筈です。
一般に、コスプレ専門のSNS等では、アルバム機能等がありますから写真を公開するだけでしたらSNSの機能を使うだけでも十分ですが、SNSの場合、ネット環境での閲覧となりますから大きなサイズの写真を掲載するには不都合ですし、また、ユーザーの大半が同じコスプレイヤーであり、且つ、新着の写真投稿数等に埋もれてしまいますから、ユーザー数程の閲覧数は望めず、あまり効果的とは言えません。
また、仮に閲覧者数が伸びたとしても、その多くはSNS上での正規チャネルからの来訪者ではなく、大抵の場合、写真そのものが無断で転載され、或いは、該当写真の掲載ページURLがどこかに貼られただけ、と言う事が少なくありません。
ですから、より純粋に写真集としての作品を見て貰うには、写真集としての配布が適切で、有償での販売を実施した方がより純粋に写真を閲覧してくれる可能性が高くなります。

コスプレ写真集の販売方法は大まかに分けて2通りあり、1つはROM(CD等のメディア)に収録して物販とする方法とzip等の圧縮データとしてダウンロード販売するデジタル商材となります。
勿論、収録写真を全てプリントアウトし、製本(所謂、写真集です)して販売する事も可能ですが、かなりの費用がかかる上、収録写真数は減ってしまいます。インディーズ(同人活動)での販売法としては、あまりお勧め出来ません。

一般にROM等のメディアを伴う物販が最も販売数は伸びます。
これには理由があり、コスプレROMを取り扱うのは主に同人即売会等をメインとしたイベントでの販売の為、消費者の財布の紐が緩い為です。
同様に、ジャケット等を実際に手に取って確認出来る事から購買率は比較的伸びます。また、売れ残った在庫を委託販売してくれる業者もあります。
ダウンロード販売によるデジタル商材としてのコスプレ写真集の場合、ROMの物販と比較しますと遙かに販売数は劣るものの、ロングテールを狙う事が出来ます。
販売即売会に参加出来なかった方や海外からの購入も可能で、購入アクションの後、直ぐに商材を閲覧確認する事が出来ますから、1つの作品を気に入ってくれた場合、複数のデジタル商材を購入してくれる可能性もあります。
基本的に、ROM等のメディアに収録する場合でもダウンロード販売用のデジタル商材でも収録物は全く同じで変更する必要はありませんから、双方を用意し、販路を確保しておくのが良いでしょう。

ダウンロード販売用のデジタル商材の場合、ROM用として用いたジャケット写真等も商材の中に封入しておくのが適切です。

コスプレROMの販売価格は、収録枚数にもよりますが大体1,000〜2,000円程度が一般的です。
デジタル販売の場合、ROM版より1割程度安く設定される傾向がありますが、人ぞれぞれですので同じ価格の場合や遙かに安い場合等まちまちです。

GやPG12等のレイティングの作品よりもR15+やR18+のレイティング作品の方が販売数が伸びます。
しかし、当然の事ながら、取扱場所や媒体が異なるケースが殆どです。

一般に、初めて作ったコスプレ写真集や初めて販売する場合、勝手が分からないケースやニーズを理解していない為、販売数は芳しくありません。
思い出や記念として製作されたコスプレ写真集の場合、特にその傾向が顕著で、全く売れない事もよくありますから注意が必要です。
もしも、コスプレROMの販売数を増やしてみたいとお考えの皆様がおりましたら、弊社のROM販売売上向上支援制度にお申し込み下さい。
また、弊社への委託販売をご検討の皆様は、コスプレイヤー向け委託販売(販売代行)サービスをご覧下さい。

イベント等での販売ブースを確保するには

一般的に、コスプレROMをイベント等で販売する場合、サークル等への委託が主となります。
特にコスROMの販売数が多い実績のあるレイヤーやカメラマンのコスROM作品集の場合、委託販売が基本となります。
しかし、残念ながら実績の乏しい方のROM作品を委託販売してくれるサークルは殆ど見込めないでしょう。
委託として取り扱ってくれるサークルが見つかっても、恐らく、ROM販売数は望めないでしょう。

販売実績のないコスプレROMをイベントで実際に販売するには、コスROM製作者自らがイベントブースを取得し、販売するのが妥当です。
小規模イベントの場合、ブース費(サークル参加費)を支払うだけで参加が可能です。
ですが、小規模イベントの場合、イベントそのものの来客数が乏しいので、必然的にコスROMの販売数も期待出来ません。例えるのであれば、集客力のないデパートの中に店舗を構えたようなもので、お客さんの数そのものが少ない状況と言えます。
そこで、通常は中規模以上のイベントへのサークル参加、ブース獲得が必要になります。
中規模以上のイベントの場合、単にブース費を払えば販売スペースを確保出来る、と言う訳では御座いません。
サークル参加希望者数そのものが多くなりますから、必然的に抽選となります。つまり、抽選に漏れてしまいますと販売スペースとなるブースを確保出来ない事になります。

中規模以上のイベントで抽選が必須となる場合、絡繰りがあります。
作品のレイティング審査のようなものが実施されており、コスROM作品サンプルを提出する場合があります。
イベントで既に当確済みのサークル(イベント公式サイトを確認すれば分かります)や常連サークルの作品の確認、及び、イベントそのものの趣旨を確認しましょう。
健全作品よりも成人向けが多い場合、確実にレイティングはR15+やR18+に振れておりますから、このタイプのイベントであれば、合致したレイティング作品をサンプルとして提出しましょう。
ちなみに、取扱作品が膨大な有名な大規模イベントの場合、レイティングGよりPG12やR15+作品の方がブース当選確率は向上します。
尚、中規模以上で抽選が必要、且つ、健全作品のみを取り扱っている場合、GとPG12が妥当となりますが、こちらのようなイベントの場合、純粋に運不運に左右されるケースが多いのでなかなか攻略法は困難です。1つヒントを出しておくのであれば、ジャケット写真の出来映え、です。

RAWデータを希望されました…どうすればいいの?

コスROM販売において、RAWデータを希望される方は大変稀だとは思いますが、知っておいても良いかと思います。
そもそも、RAWデータ(RAW画像)とは何なのか?
RAWデータとは、デジタル一眼カメラやミラーレス、上位の高級モデルのデジタルカメラでの写真の保存形式の一つです。
デジカメに搭載されているCCDやCMOS等の撮像センサーからの出力信号を「RAW(“”または“未加工”)」に近い状態で保存したファイル形式を指します。
一般的な写真保存形式のJPEGは、色補正処理をカメラ自体が行う、要は加工済みの状態で、非可逆圧縮ファイル形式です。
カメラ自体で明度や色彩が確定され、且つ、圧縮処理が加わったJPEGは、補正を繰り返す度に画質が劣化します。しかし、RAWデータであれば現像ソフト上で補正を繰り返しても元の品質を保つ事が出来ます。
注意すべき点として、RAWデータはそのままではPC等で閲覧が出来ない事です。PC上で表示・補正する事を銀塩カメラのフィルム現像に準えRAW現像と呼びます。尚、RAWフォーマットには統一フォーマットが存在せず、カメラメーカーや各種汎用ソフトに依存する為、互換性がないケースが専らです。
基本的にRAWデータはデータサイズが大きく、RAW現像ソフトに統一規格がない為、コスROMに収録する必要はありません。
仮に、RAWデータを収録しても価格帯を上げる事が現実的ではなく、付加価値程度に過ぎません。
RAWデータをご所望の皆さんには、撮影会にいらっしゃって貰いましょう(撮影会を開催していればのお話です)。

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売上を獲得したので税金を納めてみよう

恐らく、コスプレ写真集やコスプレROMの作り方について言及された記事や回答等は、かなりの数が存在している筈です。
中には、よりコスROM販売について、より特化し、製作においてどのくらいの料金がかかるか迄、記載されている記事もある筈です。
しかし、販売をする以上、必ず売上が存在し、売上と言う収入を得る以上、必ず関わってくるのが、税金、です。
残念ながら、Googleを隈無く検索しても、コスROMの製作から販売、製作にまつわる費用迄を記載しているページは検索出来ても、税金に迄言及しているページは、弊社ウェブページだけでしょう。

コスプレ写真集やコスROMを販売し始めたら、必ず関与してくるのが、税金、正確には、納税、です。
趣味レベル、自分の好きなキャラコスを自由に行っているだけであれば、申告不要な程度の売上にしかならないでしょうから特別問題ありませんが、仮に弊社のROM販売売上向上支援制度等をご利用の場合、どうしても売上が上昇しますから、必然的に税務と関わって参ります。

税務におけます申告が必要とされますのは、給与以外の所得が年間20万円を超えた時です。
つまり、確定申告が必須となります。
収益額が少なければ問題ない、と思われがちですが、この場合、いつ税務調査が入るか分からない状態で怯える事になります。
税務調査は、忘れた頃にやってきます。追徴課税や差押は、大凡、脱税者が忘れた頃に実施されるものです。

まず、年間20万円を超える給与所得以外の収入があった場合、必ず、申告しなければならない、と言うのが絶対条件です。何故なら、納税は義務であり、これは同人活動であろうが、インディーズ活動であろうが、個人活動であろうが関係ないからです。
従って、確定申告は必ず実施すべきであり、納税すべきなのです。

収益がそれ程大きくないのに納税する事を、煙たい、或いは、無駄、と思っている方、それは間違いです。
納税する事で公に憚る事なく、自身の活動を誇る、或いは、公開出来る上、メリットがあるのです。
例えば、コスプレ写真集やコスプレROMを製作する場合、製作にかかった費用は、経費として計上する事ができ、納税額を抑える事が出来ます。同様に、特別控除もあります。
つまり、確定申告をする事で、コスプレ作品集にかかった費用を差し引く事ができ、売上を正規な所得として活用する事が出来ますから、次作品製作にそのまま資金を投入する事が出来るのです。
これが最大のメリットなのです。

コスプレROM作品集をそれなり売っているコスプレイヤーさんをご覧になってみて下さい。
キャラコス数やスタジオ撮影数、ロケ撮影数、衣装そのもののクオリティ、レタッチの品質他、どれも高い筈です。
偏に、それは“経費”の賜物です。
経費で落とす事が出来るからこそ、ROMの収益を最大化でき、それを元手に更に新作を作り上げる事ができる、これが写真集やROMの作品数の多さの絡繰りです。
要は、確定申告を賢く実施する事が節税に繋がり、収益の最大化がより上質な作品を生み出す根源となっている訳です。

しかし、確定申告すれば良い、と申しましても、多くの皆様は税制におかれまして造詣が高い訳ではなく、帳簿記帳等は手間がかかる上、正規の手続きを実施するには膨大な労力がかかります。
また、税務署や税理士の多くは、コスプレ等の活動への知識がなく、相談をなされても節税に繋がる要件を聞き出す事は難しく、況して、BLや成人向け作品等、特定ジャンルの場合、そもそも相談がし辛いと言う状況に御座います。
弊社では、これら税金に関します諸問題を一手に引き受け、その全てを一括で実施して頂ける専門の税理士をご紹介させて頂いております。
また、専門の税理士ご紹介に対し、弊社は一切の手数料を頂きませんので、無償でご提供させて頂きます。
勿論、不明瞭な箇所においては、弊社でも解説、ご助力させて頂いておりますのでご安心下さい。
詳しくは、コスプレROM税金対策/確定申告一括お任せサービスをご一読下さい。

コスプレROM製作過程に関連する減価償却資産の耐用年数

「:」の左記が細目、右記が耐用年数です。
・ラジオ、テレビジョン、テープレコーダーその他の音響機器:5年
・パーソナルコンピュータ(サーバー用の物を除く。):4年
・マネキン人形及び模型:2年
・カメラ、映画撮影機、映写機及び望遠鏡:5年
・引伸器、焼付機、乾燥機、顕微鏡その他:8年
・衣装、かつら、小道具及び大道具:2年
・映画フィルム(スライドを含む。)、磁気テープ及びレコード:2年
・シート及びロープ:2年
・楽器:5年
・スポーツ具:3年
・手さげ金庫:2年
・プリンター:5年
・サーバー:6年
・ネットワークオペレーションシステム、アプリケーションソフト:5年
・ソフトウェア(複写して販売するための原本):3年
・切削工具:2年

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コスプレイヤー登録制度

コスプレイヤー登録とは

本レイヤー道をご覧頂き、魅せるレイヤーとして、或いは、注目されるレイヤーとして活動して行きたい方がいらっしゃいましたら、是非、弊社のコスプレイヤー登録制度をご利用下さい。
より一段上のコスプレイヤーモデルとして芸能活動をして行きたいレイヤーの皆様は、コスプレモデルをご参照下さい。

レイヤーとして活動しているが今一つ反響がない、コスプレのクオリティを頑張っているのに反応が乏しい、レイヤーとしてお仕事してみたい、ROMが売れなくて困っている、信頼出来る相談相手がいない、衣装選びで悪戦苦闘している、レイヤーとしてもっと活躍したいがどうすればいいのか分からない、もっとコスプレしたいがお金がない他、色々困っているコスプレイヤーの方がいらっしゃると思います。

弊社では、タレント登録制度と言うシステムを用意しております。
本業(学業等)とは別にレイヤーとしてお仕事をしてみたい、或いは、副業的にご自身で頑張っていらっしゃる方を協力・支援する制度です。
今一つ思い通りに活動出来ていない方は、労力の方向性が誤っている可能性が御座います。
これをより効果的に導き、また、実際に弊社からお仕事のご依頼や手引きをさせて頂きます。

コスプレイヤーとしての本制度ご登録に限り、男性レイヤーのご登録も可能です(コスプレモデルでは現在、ご応募対象外となっております)。
コスプレイヤーとしてご登録が可能な理由と致しまして、クオリティの高い小道具や造形物の製作や手の込んだドーラーの方等には、男性であってもお仕事が発生する事があるからです(この場合、大抵において過去作品をご覧頂いて気に入って頂く可能性が高いです)。
一属一種なクオリティや作り込みに長けた方である場合、仕事の数や幅は多いとは言えませんが、イベントに呼びたい、キャンペーンに使いたいとおっしゃられる方もおりますので、ご登録頂けます。

コスプレイヤー登録条件:13歳以上の男女レイヤー、心身共に健康な方…※キャラコス、完コス志向の方(男性に限りドーラーも可)
ご登録料:3,000円(税別)
管理費:無料(※管理作品数が多い場合や映像管理が必要な場合、有償となります)

コスプレイヤーとしてのご登録お申込は、タレント登録フォームから登録芸能ジャンル「コスプレイヤー」をお選び頂き、ご応募下さい。
また、よくある質問:コスプレイヤーモデル/タレント/アイドル編と言うQ&A集もご用意致しておりますのでご一読下さい。

撮影依頼等からの代行窓口&報酬交渉代行徴収サービス

コスプレイヤーとして活動していますと、個人SNSアカウントや自サイト、ブログ、Twitter等、WEB媒体を通じた個人カメラマンやイベンター、企画者、団体他からのお仕事依頼や撮影依頼等が来ていると思います。
実は、この手の第三者からの接触が最もトラブルを招く原因となっており、また、対応に困っていると言うお話をよく伺います。
撮影やお仕事は引き受けてみたいものの、信頼性や身の安全にご不安がある場合、また、ギャラ交渉(報酬・お金に関する交渉事)が苦手と言う方の為に、これらの業務を代行致します。
弊社では、ご登録頂きましたコスプレイヤーの方で、これらの代行業務をご希望になった皆様を対象に、お仕事や撮影依頼者との交渉、並びの報酬の取り決め、徴収等を代行させて頂きます。
本代行業務は、ご登録頂いた全てのレイヤーの皆様への強制ではなく、ご希望頂いた方のみを対象とさせて頂きます。
この場合、弊社の預かり所属者の一部として代行業務を実施させて頂きますので、見知らぬ第三者からの接触があった場合、弊社に迄御連絡下さい。
ご希望のレイヤーの皆様は、タレント登録フォームの備考欄に「交渉代行業務希望」と記載してお申込下さい。

委託販売をご希望のレイヤーの皆様へ

コスプレROM等のデジタル写真集他、レイヤーとしての商材をお持ちの方は、弊社で委託販売させて頂きます。
詳しくは、コスプレイヤー向け委託販売(販売代行)サービスをご覧下さい。
また、ご自身の商品やアイデアが商材として委託可能かどうか、或いは、商材化可能かどうかのご相談は、お問い合わせフォームから件名「委託販売相談」をお選び頂き、お問い合わせ内容に「委託販売商材取扱相談」の旨記載し、その詳細を添えてご連絡下さい。
尚、コスプレROM活動に関しますサポート等は、ROM販売売上向上支援制度をご活用下さい。

NG設定はできますか?

はい、勿論、NG行為やお引き受けできないお仕事を予め設定しておく事が出来ます。
本文中にも御座いますが、例えば、遠征(遠出)が出来ない場合、活動範囲を設定する事が出来ますし、また、撮影会等において極端な露出や下着・水着の撮影、ローアングル撮影、持込衣装NG等、予めお伝え頂ければ、これらは禁止行為とする事が出来ます。
出来ないお仕事を嫌々するのではなく、出来る範囲で最高のお仕事をする事が一番ですから、ご遠慮なくお伝え下さい。

Cureやコスプレイヤーズアーカイブ、WorldCosplay他、SNSをご活用のレイヤーの皆様は、お問い合わせ内容にご本人様ご利用のURLの記載も宜しくお願い致します。

本文中に御座いますドーラーとは着ぐるみを指す言葉で、広義な意味でコスプレイヤーの一種に含まれます。但し、アミューズメントパーク等で見られるマスコット人形の着ぐるみとは異なり、ここで意味する着ぐるみとは、ロボットや戦隊ヒーロー、特撮ヒーロー等、造形を伴うものとなりますのでご注意下さい。

複数キャラあわせ等が出来ます相方やレイヤー仲間のいらっしゃる皆様は大歓迎です。人気作品や人気シリーズ等では、複数のキャラコスが一堂に会す事でより迫力が出ます。お仕事は限定されますが、是非、複数あわせの出来る皆様はご登録下さい。

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